日本語にはクレイジーな表現がいっぱい!?

日本語には外国人が驚くような表現がたくさんあります。その不可解な面白さを外国の方にも伝えてみたい!

そんなあなたにお届けする「驚きながら学ぶ!クレイジー日本語講座」
"Mind blowing tips! CRAZY JAPANESE LESSONS."

日本語独特の表現を、楽しみながら覚えていきましょう。

「馬の骨」を英語で言うにはコレ!

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ぺるり: また、動物から日本語にクレームが来てますよ。
By the way, we have a complaint from an animal.

土屋: え! 今度は誰から?
What? From whom?

ぺるり: 馬からです!馬を使ってひどい表現してるって!
It’s from a horse.
They say we use awful horse idioms!


土屋: 日本語には「馬」を使った慣用句たくさんあるんですよね〜。
で、どの言葉にクレームがきてるんですか?
We do have many horse idioms in Japanese, which one is it about?

ぺるり: この言葉!
This one!

「馬の骨」
Complete stranger

土屋: 素性のわからない人をあざけって言う言葉なんだよね。
The phrase is used to ridicule a complete stranger.

ぺるり:なんで馬なの? なんで骨なの?!
Why a horse? Why its bones?!

土屋: 全然関係ないのに「馬の骨」なんて使われてかわいそうですよね。
Poor horses. Their bones have nothing to do with strangers.

ぺるり:本当にそう〜!馬関係ないじゃ〜ん!!
Exactly! Leave their bones alone!

土屋:そりゃ馬からクレーム来るわけですよね!
No wonder we’re getting a complaint from horses!

説得力を高めるにはこの一言!

馬の骨は、役に立たないし、大きすぎるため処分に困ります。
そこから誰にも必要とされない人という意味が生まれたそうです。
Horse bones are said to be useless and hard to do away with.
The phrase therefore came to mean "unwanted."


必要とされないということは、素性がわからない、という意味まで派生したと言われています。
The meaning "unwanted" later transformed into "unknown."
Hence the expression "complete stranger."

それでは、次回もお楽しみに!
See you at the next Lesson!

(連載「クレイジー日本語講座」第44回 / 毎週土曜更新)

プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。