小泉環境相が災害ごみの広域処理を指示

小泉進次郎環境相:
ゴミの総量は相当なものなのでこれが1日でも早く全て撤去されるように9月18日以降、本格稼働する

台風15号の直撃から1週間になる9月16日。千葉・南房総の満杯となった災害ごみの仮置き場を訪れた小泉進次郎環境大臣。これ以上のガレキの受け入れを中止しているのを受けて別の市や町で処理する広域処理を指示した。

被災地に非情の雨…雨漏りで更なる被害も

そうした中、被災地・千葉では9月17日午前6時半の時点で約6万6千軒の停電が続く中、16日には館山市全域などに避難勧告が出されたほどの激しい雨に見舞われた。

取材班が訪れた千葉・館山市では、壊れた屋根にブルーシートを張ることもできず、雨漏りで室内がずぶ濡れとなっている家もあった。

停電復旧時に起きる通電火災も相次ぐ

そうした雨の中、千葉市・中央区では9月15日に住宅が全焼。君津市でも工務店の倉庫が燃える火事が起きた。

いずれも電気が復旧した際に起きた通電火災と見られている…電気が復旧しつつある今、新たに浮上している危機が通電火災だ。

一方、損壊した家を直すと持ちかけ代金だけ持ち去る修繕詐欺とみられる行為も横行。

台風直撃から1週間…めざましテレビでは「雨漏り」「通電火災」「修繕詐欺」まで、被災地・千葉で起きている問題を見ていく。

停電復旧後に起きる「通電火災」を防ぐには?

電気が復旧しつつある今、問題となっているのが「通電火災」。

消防庁が公開している通電火災の実験映像では、暖房器具やアイロンなどが可燃物に接触している状態で電気が復旧するとわずか1分で煙が出て部屋に充満。6分半ほどで炎が出てあっという間に家中に燃え広がってしまった。

中でも最も危険だというのが災害によって断線したコードなどから出火する通電火災。札幌市消防局の実験映像では通電開始からわずか2分でコードから飛んだ火花が炎となって燃え広がってしまっていた。

どうすれば通電火災を防げるのか?
(1)電気が復旧する前に全てのブレーカーを切る
(2)全ての電気機器のスイッチを切る
(3)プラグを持って1つずつコンセントから抜く

そして電気が復旧した時は…

(1)「30A」などと書かれた大きなブレーカーと漏電遮断機を上に上げてON
(2)部屋ごとにブレーカーを上にあげてONにしていく
(3)漏電している場合は漏電遮断機が下りるので、その部屋の電気の使用を控える

次に各電気製品の使用については…

(1)周りに燃えやすい物がないか確認
(2)プラグをコンセントに差す
(3)コードの断線などによる異変が生じないことを確認

被災者につけこむ悪質な修繕詐欺も…

さらに住民を悩ましているのが防げない雨漏り。

家の屋根にブルーシートを張る57歳の男性は1人暮らしをする84歳の母親から雨漏りがすると聞き、急遽ブルーシートを張りに駆け付けたという。

高齢化率が46.8%と千葉県内で2番目に高い鋸南町。高齢のためブルーシートを張ることもできず避難所に来た人もいる。さらに工事の業者に頼んだ人もいる。

雨漏り被害を受けた女性:
職人さんに修理を頼んでも100人待ちということですから、いつまでこういう状態でおいておかなくちゃいけないのが一番不安です。

そんな被災者の心理につけこむのが修繕詐欺だ。

視聴者提供の写真に写るのは屋根の上に無造作に張られたブルーシート。本来は屋根全体をすっぽり覆うか、瓦の下に敷き詰める必要があるにもかかわらず破損した箇所にガムテープで貼っただけの状態だ。この作業だけで請求された金額は18万円。この写真を別の修理業者に見てもらうと…

別の修理業者:
普通だとこういう(ガムテープを貼るだけといった)止め方はしない。18万円は高いと思いますね

さらに補修費用を前払いで受け取った後、アイスや冷たいお茶などを差し入れて作業を待っている間に代金だけ持ち逃げされるというケースもあるようだ。

こうした修繕詐欺について被災した人は怒りが収まらない。

被災者:
みんな心が折れそうになっている時に金もうけしようなんてとんでもないことですよ

こうした詐欺行為を防ぐべく公民館の入り口には注意喚起の張り紙もあるが、館山市役所には「詐欺ではないか」との問い合わせが10件ほど寄せられているという。

修繕詐欺を防ぐために気をつけることは何なのか?専門家は…

防災危機管理アドバイザー山村武彦氏:
名刺を確認することは非常に重要ですし、もう一つは見積もりをもらった時に役所に相談するとか、近くの業者さんにも相談してみることも大事

市町村などの職員をかたる詐欺に注意を

トラブルが続発している被災地だが、市の職員をかたって屋根の点検をするといったり義援金を募ったりという詐欺についての注意喚起のツイートが多く見られた。

佐倉市や袖ヶ浦市では職員が屋根の点検や修理を要請することないとして注意を呼び掛けている。

(「めざましテレビ」9月17日放送分より)