台風直撃9日目にしてようやく授業再開
台風直撃から9日目。
子どもたちが心待ちにしていたのは…学校再開。
南房総に住む児童は「友達にまた会えるからよかった」と笑顔でコメント。
千葉県では17日から多くの公立学校で授業が再開。
笑顔で再会した同級生らと大きな声で「少年時代」を合唱するなど、ひさしぶりに子どもたちの歌声が校舎に響いた。
この日は全校児童210人のうち欠席したのはわずか3人。
授業で担任の先生は「この3連休、先生ね、いろんな県外の車を見ました。すごくいろんな県の人が大変なところを助けに来てくれているよね。この台風で大変だったけれど、温かいなと先生は思うところもあったんです。そういうのを忘れないでね」と児童たちに語りかけた。
「今までより一番おいしい」
多くの助けとともに戻りつつある日常。
待ちに待っていたのが給食の時間。
今日の献立は、ほかほかのご飯にシュウマイ、切干のナムルに中華コーンスープ。
みんなで食べる久しぶりの給食は格別。
給食を食べた男子児童は「今までより一番おいしい」とコメント。
もりもりと元気にご飯をかき込む姿が見られた。
一部地域では給食の提供が出来ず
しかし、全ての学校で給食が提供されたわけではない。
館山市の給食センターでは屋根の一部がめくれ上がったほか、浸水の被害もあって、衛生上、給食を作ることができなくなっている。
再会を果たしたクラスメートと一緒に給食を楽しんだ子どもたちがいる一方、給食の再開がままならない地域もあるという現実。
こうした学校生活の復旧も急がれる。
(Live News it! 9月17日放送より)