盗撮行為の示談金目的で、30代の男性から現金を脅し取った疑いで、20代の男女3人が恐喝の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、北海道小樽市に住む無職の女（23）と、いずれも札幌市に住む会社員の男（26）と、無職の男（23）の3人です。
3人は共謀し、8月23日、札幌市白石区の宿泊施設に、後志地方に住む30代男性を誘い出しました。
男（26）が男性に女（23）を盗撮するよう持ちかけ、スマートフォンを脱衣場に置くなどして盗撮行為を実行させました。
その後、女が脱衣所に置かれたスマートフォンを持ち出し、「警察に言うよ」などと、盗撮されたことを理由に男性を脅迫。
男性は示談金名目で、現金100万円を男（26）に手渡しました。
警察によりますと、男性は出会い系サイトで女と知り合い、「性行為しよう」などと誘われたということです。
被害後、男性は警察署を訪れ被害を申告。警察が捜査を進め、3人を逮捕しました。
男（23）は指示役とみられているほか、男（26）と女（23）は、9月9日にも同様の手口で40代男性から現金約32万円を脅し取った疑いで逮捕されていました。
3人の認否は明らかになっていませんが、警察は、匿名・流動型の犯罪グループ”トクリュウ”による事件とみて、3人の関係や余罪などを調べています。
