防衛省は、日本近海の太平洋で活動している中国海軍の空母「遼寧」から戦闘機などが発着艦した回数が、5日から8日までで延べ約140回になったと発表しました。
防衛省によると、中国の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦など3隻は8日、沖縄県の北大東島の東約490kmを航行し、9日には北大東島の東約450kmを航行しています。
海上自衛隊の護衛艦「てるづき」が警戒監視と情報収集を行っていて、8日には空母「遼寧」からの艦載戦闘機と艦載ヘリによる発着艦を約40回確認し、5日から8日までの発着艦訓練の実績が延べ約140回となりました。
航空自衛隊は、艦載戦闘機などの活動に対して戦闘機をスクランブル(緊急発進)させて対応しました。
中国軍の艦艇による日本の領海への侵入や、航空機による日本の領空への侵犯は確認されていません。