危険運転致死傷罪の要件の見直しに向けて、飲酒量と速度の数値を明記した「試案」が示されました。
危険運転致死傷罪の要件は、飲酒や速度超過の具体的な数値が定められておらず、あいまいだと指摘されてきました。
こうした要件の見直しを議論する法制審議会で、飲酒量について「呼気1リットルあたり0.5mg」とする「試案」が示されました。
速度については高速道路と一般道で基準を分け、最高速度が時速70km以上の道路ではその速度を60km上回った場合、そして最高速度が時速60km以下の道路では50km上回った場合に「危険運転」にあたるとしています。
これまでの会議では複数の数値が示されていましたが、議論の結果、今回の数値に絞られた形です。