大学1・2年生を対象にした、“好き”が見える化される体験型のキャリア教育とは。

事実上、大学3年生から始まる就職活動を前に1年生、2年生のうちからキャリアについて考え始める学生が増えています。

ただ、マイナビの調査によると「約6割が就きたい仕事の方向性が決まっていない」といいます。

そこで9日、立教大学はマイナビ協力のもと、約50人の1年生、2年生を対象にキャリア教育に関する講座を実施しました。

この講座で使用するのが「SELFLAG」という教材。
色をもとに自分の将来像のヒントを生み出します。

講師:
“写真が好き”ではなく、写真を「撮る」のが好きか「見る」のが好きか。きょうは「何が好きか」ではなく「何をしている自分が好きか」を見つけてほしい。

まずは自分が好きなことをテキストに書き出し、その内容に合った色を6種類の中から選んでいきます。

例えばダンスを「踊る」は赤色の「動きたい」、ダンスを「披露する」は黄色の「見てほしい」に分類されます。

完成した旗を見れば、どの色が多いかが一目で分かり、自分が大切にしている価値観が浮かび上がる仕組みです。

ある1年生の旗は緑色の「知りたい」、赤色の「動きたい」、オレンジ色の「作りたい」が主な配色。

一方、ある2年生は緑色が多いことから「知りたい」が好きなようですが、「『作る』ことが好きなのかと思っていたが、ここで見ると「CREATE」(作りたい・オレンジ色)がゼロで好きじゃないんだと思って。意外な自分がいたというより、思っていた自分じゃなかった」と話していました。

別の2年生は「学園祭のサークルに入っているが、『SOCIALIZE』(交流・紫色)と『LEARN』(知りたい・緑色)が1・2番で多くて、私って外交的だなと思い、意外でもありつつ予想通りの結果」と話します。

自分のキャリアを考える十人十色の旗作り。
マイナビは、大学1年生、2年生向けのサービスを展開していて、今回の講座などを通じ若年層との接点を増やしていきたい考えです。

マイナビ マイナビSTARTプロモーション担当・松永彩加さん:
就職活動のタイミングで職業探しの支援をすることがメインであった。もう少し手前のところから、自身が将来どうなりたいかを本質的に支援していきたい。