アメリカのメディア大手「パラマウント」が、「ワーナー」に対する敵対的買収を株主に提案しました。
「パラマウント・スカイダンス」は8日、「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」の普通株式を1株30ドルで買い取ると発表しました。
対象はCNNを含む全ての事業で、企業価値は1084億ドル=日本円で約17兆円としています。
「ワーナー」をめぐっては12月5日、動画配信大手「ネットフリックス」がCNNを分社化した後に買収することで合意していますが、パラマウントの案はこれを上回る額です。
現地メディアによりますと、パラマウントのエリソンCEOはトランプ大統領と近い関係にあるとしていて、トランプ氏は7日、ネットフリックスによるワーナー・ブラザース買収について関与する姿勢を示していました。