新潟県長岡市の小学校で地域が誇る伝統の一つ、“大凧”の絵付け体験が行われました。児童たちは思い思いの色を使って、世界に一つだけの凧を完成させました。
長岡市の上通小学校で12月9日、地域の伝統について学ぶ授業が行われました。
【氏田陽菜アナウンサー】
「体育館いっぱいに広がっているのは4mを超える大きな凧。これから児童たちが絵付けに挑戦します」
地域の宝である大凧に触れ伝統をつなごうと、今年で10回目の開催となったこの授業には5年生と6年生の児童23人が参加。
7色から好きな色を選び、絵の具を手のひらにたっぷりとつけていきます。
クラスメイトと相談してハート型を作ったり、複数の色を混ぜたりと、児童たちの自由な発想が地域の宝を輝かせていきます。
【児童】
「みんなの元気が出るような模様にして、色んな色のある凧にしたい」
それぞれが工夫を凝らした手形が重なり、真っ白だった大凧が鮮やかに彩られました。
【児童】
「これが地域の伝統的な凧なんだなという感じがした」
【児童】
「(空に舞う凧を見て)自分たちが作ったんだなと思えるのでいい」
自分たちの手で完成させた大凧を見て、児童たちには笑顔があふれていました。
【上通地区連合町内会 荒川二三一 会長】
「一人一人が様々なアイデアで手形を押してくれている。思いが凧に移っている。この地域の伝統として思いをつないでいってほしい」
児童が絵付けを行った大凧は来年6月に行われる長岡中之島大凧合戦で空を舞う予定です。