ロサンゼルス・ドジャースの山本 由伸 投手の通訳を務める園田 芳大(そのだ よしひろ)さんが、母校の九州学院高校で講演しました。
園田さんは「目標を達成するための近道はない」と、これから社会に羽ばたく後輩たちにメッセージを送りました。
母校の九州学院高校で講演した園田 芳大さんは現在47歳。
高校時代は柔道部に所属していました。
大学卒業後にアメリカへ渡ると約20年間、映画やテレビの照明の仕事に携わり、去年からロサンゼルス・ドジャースに所属する山本 由伸 投手の専属通訳を務めています。
8日は、アスリートクラスの1年生から3年生まで約240人を前に、「目標を達成するための近道はない」と話しました。
【園田 芳大さん】
「由伸投手を見ていて思うところで、彼の練習はすごく地道。毎日、同じ時間に始めて同じことをして一日を終わる。幸運にも、ドジャースという一流選手が集まる中で、みんな一緒。彼らを見て思うのは、近道をしようとしている人はいないなと。選手やスタッフなどみんなから学んだことだと思う」
今回の講演会は、園田さんが「後輩たちのために何かできることはないか」と考え、開かれました。
生徒に今後の目標を聞かれた園田さんは、「由伸投手のキャリアの最後まで通訳を続けたい」と抱負を語り、これから社会に羽ばたく生徒たちに「目標を見失わず自分の道を突き進んでほしい」とエールを送りました。
【柔道部 2年生】
「自分では考えられない(人生で)とてもすごいなと思う」
【剣道部 2年生】
「『近道は一番の道じゃない』というのが、部活をしていて感じるところがあるので〈なるほど〉と思った」
【陸上競技部 3年生】
「自分たちが人生を歩む中で、どういう出会いがあるか分からないから、その時の一つ一つの出会いを大切にしたいと思う」園田さんは来シーズンも通訳として山本投手と共に戦います。