福山市の80代女性が息子をかたる男からキャッシュカードなどをだまし取られ、1200万円あまりを口座から引き出されたことがわかりました。

警察によりますと先月11日福山市に1人で住む無職の80代女性の自宅に、息子をかたる男から「同窓会のはがきが来ていないか」「株への投資をしていて2000万円の借金をしている」「すぐにお金を用意しないと警察に捕まり会社を辞めさせられる」などと電話がありました。

女性は、男から現金とキャッシュカードを要求されて、カードの暗証番号などを伝えると、女性の自宅を訪れた裁判所の事務員をかたる男に現金100万円とキャッシュカード3枚を渡しました。

その9日後、女性はだまされたことに気づき警察に届け出たものの、キャッシュカードで合計1240万円が引き出されていたということです。

警察は、息子や警察官を語る同様の手口の詐欺の被害が発生しているとしたうえで、「『今すぐお金が必要』という電話は詐欺の常套句」だとして注意を呼びかけています。

テレビ新広島
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