火災の発生を防ぐため、買い物客が増え空気が乾燥する年の瀬を前に、山形市で立ち入り検査が行われた。
山形市消防本部は、買い物客で混雑する年末年始に向けて、毎年この時期に大型商業施設の防火設備を点検している。
9日、山形市嶋のドン・キホーテを市の職員が訪れ、避難経路・通路の幅が十分に確保されているかや、消火器の設置状況などを見て回った。
この店では、スプリンクラーの放水をさまたげないよう、天井からぶら下げる装飾は放水する方向に置かないことを徹底するなど、独自の工夫をしているという。
(山形市消防本部予防課査察係・安永努係長)
「冬場の時期・年末年始は空気が乾燥して火災が発生しやすく、火の回りが早くなる傾向がある。火災を起こさない・周りからも発生させないという意識を今一度高め、みんなで声をかけ合い安心安全な年末年始を過ごしてほしい」
消防によると、2024年に全国で合わせて約3万7000件の火災が発生していて、そのうち12月と1月が2割以上を占めている。