青森・八戸市で最大震度6強を観測した地震では、これまでに35人がけがをするなど各地で被害が広がっています。
8日午後11時15分ごろ、八戸市で最大震度6強を観測する地震がありました。
この地震で、八戸市内ではビルの外壁がはがれて地面に散乱するなどしました。
青森市では地震の影響とみられる火事があり、男性1人が病院に運ばれたほか、FNNのまとめでは、これまでに北海道で10人、青森県で22人、岩手県で3人と、あわせて35人の負傷者が確認されています。
このほか、青森県内の公立学校(小~高)では139校が休校になっているほか、七戸町では水道管が破裂し342世帯で断水が発生し、800人近くに影響が出ています。
交通にも影響が出ていて、東北新幹線では盛岡から新青森間の上下線で運転を見合わせていて、JR東日本は間もなく運転を再開する見込みで(午後3時半時点)、最終確認中だとしています。
また、青森と函館を結ぶ青函フェリーは午前2時から全ての便を欠航していましたが、午前9時ごろ不定期のダイヤで運転再開したということです。
一方、ヤマト運輸は北海道から東北・関東など行きの荷物と、全国から北海道行きの荷物を中心に配達に遅れが発生するとしているほか、佐川急便も、北海道発着の荷物の一部に遅れが生じる可能性があるとしています。
また日本郵便でも、郵便物やゆうパックなどの配達の一部に遅れが発生しているということです。