法の日の週間に合わせて法律が果たす役割や秩序の重要性について理解を深めてもらおうと、富山市の中学校で模擬少年審判が開かれました。
「高校も退学になってお前は何も分かっていないじゃないか」
「お父さん、もうやめて!」
生徒が熱演した父親と息子とのやり取りのシーン。
富山市の月岡中学校の3年生57人が学ぶ模擬少年審判では、高校生同士が発言を巡ってトラブルとなり、息子が相手の顔を殴ってケガをさせたという架空の事件を想定して審理が進められました。
代表の生徒が保護者役や裁判所書記官役になり、模擬審判にかけられた少年の処分について話し合いました。
富山家庭裁判所の長島寧子裁判官が事件の背景にある家庭環境について保護者役や少年役から詳しく聞き取る様子などを披露し、生徒たちは裁判の流れや重要性を学んでいました。
*生徒
「いろんな人の視点から考えて、中立した立場から刑を決めることが大切だと思った」
*生徒
「裁判員制度で選ばれる可能性がある。その時は貴重な体験として参加したい」