自衛隊機が中国軍機からレーダー照射を受けた問題で、小泉防衛相は「自衛隊機が阻害したため」などとする中国側の主張について、自衛隊は「終始プロフェッショナルな対応だった」と改めて反論しました。
小泉防衛相:
自衛隊機は安全な距離を保ちながら、終始プロフェッショナルな対応で、対領空侵犯措置を実施していて、自衛隊機の妨害があったとする中国側の主張はあたりません。今回のような断続的な照射を自衛隊の戦闘機、とりわけ対領空侵犯措置実施中の自衛隊の戦闘機に対して行うのは、危険な行為。
小泉防衛相は、閣議後の会見で「中国側への反論だ」と強調した上で、「引き続き中国側との意思疎通を図り、必要な場合は適切に主張していく」と述べました。
この問題は12月6日、中国海軍の空母から発艦した戦闘機が、2度にわたり自衛隊の戦闘機に対してレーダーを断続的に照射したもので、日中双方がお互いの主張を否定し合うなど応酬が続いています。