12月8日夜の青森県東方沖を震源とする地震を受けて、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表し、今後1週間程度は巨大な地震に注意を呼びかけています。
「さらに大きな後発地震が起きる可能性が、平常時より高まっていることが考えられることから、今後1週間程度、後発地震への注意を促すものです。今後の情報に注意していただければと思います」(鈴木直道 北海道知事)
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、今回の地震を受けて初めて発表されました。
日本海溝や千島海溝沿いで巨大地震の可能性が高まっていて、今後1週間ほどは注意が必要です。
過去には、2011年に東北沖で大きな地震があった2日後に東日本大震災が発生しています。
「特に地震発生から2~3日程度は強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあるということで、急にいつ来るか分からない巨大地震への対策、これを普段よりも少し気を引き締めて備えてほしい」(札幌管区気象台 丹藤英司さん)
さらに大きな地震が発生する確率は1%程度と言われていますが、いつでも避難できるよう備品の準備や、揺れに備えて家具の固定を見直すなど、地震への備えを再確認するよう呼びかけています。