12月8日夜に起きた青森県東方沖を震源とする地震から一夜明け、最大震度5強を観測した道内では10人がケガをするなど各地で被害が確認されています。
8日夜、青森県東方沖で発生した地震で、道内では函館市で震度5強など広い範囲で、強い揺れが観測されました。
また、太平洋沿岸では一時、津波警報や津波注意報が出され、浦河町で最大50センチの津波を観測しました。
「こちらの建物は、地震の影響でしょうか、外壁が崩れ、その破片がまだ下に残っています」(中村真也記者)
道などによりますと、日高町で70代の女性が避難の際に転倒し、骨折するなど、合わせて10人がケガをしました。
また、日高の様似町で、飲食店の壁が大きく剥がれたほか、新千歳空港でも天井の「ボード材」の一部が落下しました。
「駅構内では、たくさんの方が列車の再開を待っています」(阿部空知記者)
また、JR北海道では設備点検などのため、特急16本を含む156本が運休するなど、交通機関にも影響が出ています。