8日夜、青森・八戸市で最大震度6強を観測する地震があり、これまでに30人がけがをしました。
岩手・久慈市では70cmの津波を観測し、太平洋沿岸では一時津波警報が発表されましたが、9日午前6時20分に全て解除されました。
気象庁は、この地震で大規模地震が発生する可能性が高まっているとして、初めて北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表し、対象地域に警戒を呼びかけています。
最大震度6強を観測した青森・八戸市から、FNN取材団・大内由之記者の中継です。
8日夜の地震から12時間が経過していますが、街の中心部は依然として混乱した状況が続いています。
外壁が崩れ落ちてしまい、風が吹くたびにぶら下がった外壁の一部が揺られているビルがあります。
今も作業員の方が撤去しようと見守る様子が見て取れます。
屋上の部分にはアンテナも設置されていますが傾いていて、いつ倒れてもおかしくないような、不安定な状況となっています。
そのほかにも、辺りの商店街では大きな百貨店が休業になっており、小さな商店が立ち並ぶ通りでもガラスが割れてしまうなどの被害が相次いでいます。
地元の人:
とにかく倒れたりとか、はめ込んでるガラスが割れてしまって、表に出てきてしまった。上の戸が外れて落ちてきた。
八戸市内では、9日午前8時までに23の避難所が開設され、自主避難している方も合わせると2700人近くの人が自宅に戻れていない状況が続いています。