8日夜、青森・八戸市で、最大震度6強を観測する地震があり、これまでに30人がけがをしました。
岩手・久慈市では、70cmの津波を観測し、太平洋沿岸では一時津波警報が発表されましたが、9日午前6時20分にすべて解除されました。
気象庁はこの地震で大規模地震が発生する可能性が高まっているとして、初めて北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表し、対象地域に警戒を呼びかけています。
70cmの津波を観測した岩手・久慈市から、FNN取材団・井上智晶アナウンサーが中継でお伝えます。
国内で最も高い70cmの津波を観測した久慈港を見ることができる高台からは、停泊している船など港の様子が確認できます。
地元の漁師によりますと、船に損傷などの被害はないということです。
久慈市では津波警報を受け市内に8カ所の避難所が開設され、一時最大で293人が避難したということです。
また、ライフラインへの影響も出ています。
久慈市門前地区では、地震の影響で水道管が損傷し、道路に水が漏れ出す被害が確認されました。
9日午前11時半現在も復旧作業が進められています。
このほか、県北部の軽米町と一戸町でも水道管や配管が破損して、合わせて60戸以上の断水が発生していて給水の措置が取られています。