愛知県蒲郡市が市役所内で無断で新聞記事を共有し著作権を侵害したとして、新聞社が損害賠償を求める訴えを起こしたのに対して、市は裁判で争う姿勢を明らかにしました。
各新聞社の訴えなどによりますと、蒲郡市は2012年から去年まで、イントラネットに新聞記事を共有し、不特定多数の職員が閲覧できる状態にしていました。
朝日新聞社と読売新聞グループ本社が著作権の侵害だとしてあわせて2億円余りの損害賠償を求めているのに対して、市は8日、市議会の委員会で弁護士を立て裁判で争う姿勢を明らかにしました。
市は新聞社側に、行政目的の内部資料で著作権侵害に当たらないと主張していました。
中日、日経、毎日の3社も訴えを起こしていて、市は訴状が届き次第、同じ対応をするということです。