国会では午後、政府が打ち出した新たな経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が始まります。
終盤国会の行方について、国会記者会館からフジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
立憲民主党の幹部は補正予算案について、「出すのが遅すぎるし、規模が大きすぎる。修正を求めていく」と話しています。
一般会計の総額が約18兆3000億円となる補正予算案の柱は物価高対策と成長投資で、午後の衆議院本会議で審議に入ります。
立憲民主党や公明党は物価高対策としては不十分などとして、予算の組み替えを求める動議の共同提出も視野に協議を進めています。
一方、国会の会期末が来週17日に迫る中、焦点となっているのが自民党と日本維新の会が先週提出した衆議院議員の定数を削減する法案です。
野党は先ほど、国会対策委員長が会談し、定数削減法案を審議する前に企業・団体献金の規制を強化する法案の結論を得ることが必要だとの認識で一致しました。
立憲民主党・笠国対委員長:
当然、先に出した法案を先に結論を得るのが委員会運営の原則。
衆議院で過半数に達した与党も参議院では過半数には届いておらず、与野党の駆け引きが激化しそうです。