言葉がつまる、同じ言葉を繰り返すなど、発話障がいの1つとされる吃音。その吃音がある若者が接客を体験するイベントが行われました。
【広島大学大学院1年生:木野田亮さん】
「本人の気持ちに寄り添っていただけるととてもありがたいです」
広島市南区で行われたイベント、「注文に時間がかかるカフェ」で店員を担当したのは吃音のある広島大学の学生など3人です。
このイベントは吃音に対する理解を深め、社会とつながる自信を持ってもらおうと広島大学が企画しました。
大学3年生の古藤さんは以前、学校の先生に吃音による苦悩を相談できなかった経験から、将来、通信制高校で働くことを目指しています。
【広島大学3年生:古藤菜々望さん】
「多くの子供たちとお話することを通して抱えている苦しみに向き合っていけたらいい」
かつて自分が受け止められなかった現実は今、同じ苦しみを持つ人たちの心の支えに変わっています。