名取市では、サンタクロースの格好をした子供たちが、地区の人たちにプレゼントを届けました。
名取市閖上西地区で開かれた「子供サンタパレード」。
この催しは、住民同士のつながりを深めようと、町内会が2020年から続けているものです。
この地区は震災後に新しくできた場所で、閖上地区で被災し自宅を再建した人と、ほかの地区から移り住んできた人が、約半数ずつ暮らしています。
参加した子供たちは、地区の約300世帯を訪ねプレゼントを届けながら交流しました。
地区住民
「災害公営住宅でお年寄りがいるから子供たちがいるとすごく楽しみ、うれしい」
「93歳で一人で(家に)いるの。うれしさより早く涙がこぼれます」
参加した子供
「お礼を言ってもらえてうれしかった」
「色んな人に配って緊張したけど楽しかった」
閖上西地町内会渡辺成一会長
「ここは被災地になっているが、すごく子供多い場所です。子供を主としたイベントを主体的に考えていって、新しい閖上地区の文化がつくられると思う」
町内会では今後も、顔の見える関係を作っていきたいとしています。