小城羊羹を首都圏で味わってもらおうと、小城市出身の大学生が企画した「ようかんのカフェ」がこのほど東京で開かれました。
11月、東京・渋谷区で2日間限定でオープンした「ようかんのカフェ」
小城市出身で早稲田大学2年の石井百香さんが企画したものです。
昔から小城羊羹が一番好きな食べ物だという石井さん。
その味を首都圏の人にも楽しんでもらう場をつくりたいと思っていたところ、佐賀県産のコメで作ったおにぎりや佐賀の日本酒、嬉野茶などを扱っている飲食店が協力してくれることになり企画が実現したということです。
カフェで提供された小城羊羹は砂糖でコーティングされた伝統的な「昔ようかん」と老舗の新たな商品「カシューナッツ羊羹」の2種類で、佐賀の日本酒や嬉野茶とともに味わうというメニューです。
ようかんと日本酒という初めての組み合わせを体験した客の中には、その相性の良さに舌鼓を打つ男性の姿もありました。
【東京出身の客】
「非常にようかんが素朴で甘さも上品な甘さで、それと日本酒のフルーティーな香りと甘みがマッチして、非常に美味しかったです。新しい体験ができて良かったです」
【早稲田大学2年(小城市出身)石井百香さん】
「私は佐賀県の小城市の出身で、特に小城羊羹が大好きで、それを東京の人にも楽しんでほしいと、自分自身も小城羊羹を食べられる場所が東京にあったらいいのになという思いから企画をしました。佐賀を知るきっかけ、佐賀に行くきっかけになってくれたら嬉しいと思っています」
石井さんは、観光地や他の名物など佐賀の魅力を説明しながら客との交流を深めていました。