アメリカの首都・ワシントンで州兵2人を銃撃したとして殺人などの容疑で訴追された男は、罪状認否で無罪を主張しました。
この事件は11月26日、首都ワシントンのホワイトハウス近くの路上で警戒に当たっていた州兵の男女2人が銃撃されたもので、20歳の女性州兵が死亡し、24歳の男性州兵も重体となっています。
アメリカメディアによりますと、この事件で検察は2日、殺人などの容疑でアフガニスタン国籍のラカンワル容疑者を訴追しました。
ラカンワル容疑者は入院先の病院からオンラインで罪状認否に臨み、無罪を主張したということです。
ラカンワル容疑者は、アフガニスタン戦争中にアメリカのCIA(中央情報局)が支援する部隊で活動し、アメリカ軍の撤退に伴い2021年にアメリカに入国していますが、犯行の動機についてはまだわかっていません。
ボンディ司法長官は、ラカンワル容疑者に対し、死刑の求刑を検討していると明らかにしています。