大塚製薬は、VR技術を活用して加齢による体力低下などを予防する取り組みを始めます。

大塚製薬が2日から提供するのは、年を取ることにより体力や気力が弱まる「フレイル」と呼ばれる状態になるのを防ぐVRを活用したプログラムです。

ペットボトルのふたが開けられない、食べ物を飲み込みづらい、横断歩道を渡りきることができないといった日常生活の中に隠れたフレイルになる前兆のサインなどをVRで疑似体験することができます。

大塚製薬デジタル事業室・大西弘二室長:
一見すると見落としてしまうようなささいなサインですけど、数年後には実は“要介護状態”になる可能性を秘めている。

厚生労働省によりますと、2040年の日本の65歳以上の人口は全体の約35%になるとされ、「フレイル」の予防は認知症や要介護者の増加を防ぐためにも重要になっているといいます。

大塚製薬は今後、自治体のイベントや医療、介護施設などで導入を進めていく方針です。

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