新潟県長岡市の高校で12月2日、闇バイトの危険から身を守る方法を学んでもらおうと、特別授業が行われました。授業はリアルなゲームをもとに進行され、生徒たちは疑似体験をすることで学びを深めたようです。
中越高校で行われた闇バイトの被害防止のための特別授業。長岡蒼柴ライオンズクラブが企画したもので、1年生・330人が参加しました。
授業は大学生のスタートアップ企業が実際の事件をもとに開発したゲームを使って進められます。
【生徒】
「怪しいDMみたいなものをさかのぼって、失踪の情報を探している」
ゲームは、SNSで人気を集めていた配信者・レイが突然失踪し、仲間たちがSNSなどから真相を追うという設定。
レイのアカウントのメッセージ履歴などを調べていくと、闇バイトの被害に巻き込まれていたことが発覚。個人情報などを闇バイトの犯人に送ってしまっていました。
真相を追いかけていくと犯人の男からの電話も…
【犯人の男(ゲーム)】
「なめた真似しやがったなお前。お前、許さないからな」
生徒たちはリアルの音声、そしてメッセージを使って脅迫される状況も体験しました。
【生徒】
「犯人を電話で通報しよう」
最終的に、突き止めた犯人の名前を警察に通報し、ゲームは終了。ゲームの後は開発者の今井善太郎さんが闇バイトの事例や被害防止のための心得を生徒たちに伝えました。
【ClassroomAdventure 今井善太郎さん】
「1つ目が狙われない、2つ目がだまされない、3つ目がハマらない」
普段から何かあったときに誰かに相談できる環境をつくっておくことの重要性などが伝えられました。
生徒たちは闇バイトの危険と対策について学びを深めたようです。
【生徒】
「本当に引っかかっているみたいで怖かった。自分の個人情報とか大切な情報は絶対に知らない人に言わない」
【生徒】
「闇バイトは実際の被害でも誰が指示しているか分からないのが問題だと思うので、知らない人とお金関係や仕事の話とかはしてはいけないと改めて思った」