新潟県内は12月3日から冬型の気圧配置が強まり、山沿いを中心に大雪となるところがある見込みです。こうした中、北陸地方整備局などが合同で会見を開き、大雪への備えを呼びかけました。

【新潟地方気象台 河野智一 気象防災情報調整官】
「初めての大雪で積雪状態に至る見込みが予測される。大雪による交通障害に注意警戒していただき、吹雪や着雪にも注意をお願いする」

3日から非常に強い寒気が流れ込み、山沿いを中心に大雪となるところがある見込みですが、北陸地方整備局や新潟地方気象台など5つの機関は2日、合同で会見。これから迎える本格的な雪のシーズンに向けて大雪への対策について説明しました。

昨シーズン、大雪となった際には高速道路とともに並行して走る国道が同時に通行止めとなりました。

【北陸地方整備局 安達志郎 道路情報管理官】
「人命を最優先に、幹線道路沿いで大規模な車両滞留を徹底的に回避することを大雪時の基本的な考えとしている」

今シーズンも大雪の際に車の立往生を防ぐために高速道路と並行する国道を同時に止め、集中除雪を行うとしています。

さらに、立往生を防ぐためには大雪が予想される場合に不要不急の外出を控えることが重要です。

【北陸地方整備局 安達志郎 道路情報管理官】
「自身の命を守るため、外出は控えるとともに、予定の前倒しを考えるなどご協力をお願いします」

また、冬用タイヤの装着なども呼びかけていますが、県内では11月、冬用タイヤに交換した大型車から車輪が脱落する事故が3件発生。ホイールナットに緩みがないかしっかり点検することも重要です。

3日正午からの24時間に降る雪の量は上・中越の山沿いで最大50cm、上・中・下越の平地で最大10cmなどと予想され、大雪となるところがある見込みで、新潟地方気象台などは雪への備えを呼びかけています。

NST新潟総合テレビ
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