新潟県佐渡市小木地区では秋の行楽シーズンが終わり、11月をもって今シーズンのたらい船の営業が終了。
最終日には今シーズン最後の乗船を楽しもうと、県外からも観光客が訪れていました。
【訪れた人(神奈川県から)】
「波が高くて遠くまで行けなかったのが残念だが、また来たい」
波が高くなるこれからの時期は来シーズンに向けた準備期間に…
【たらい船職人 金子啓次さん】
「無事に終了できて、色んな反省点もあるが、教訓をもとに来年もやりたい」
ただ、佐渡観光のシンボルでもあるたらい舟を作る職人は小木地区では金子啓次さんのみに。
後継者不足が深刻化する中、今シーズンの営業を終え、たらい舟の修理作業が行われていたこの日、北海道からやってきたのは高橋小都さんです。
大学生の高橋さんはたらい舟づくりに興味を持ち、金子さんのもとに通い修行を積んでいます。
【北海道教育大学 高橋小都さん】
「来年もたくさんのお客様が楽しめるようなはんぎりにしていく手助けができたらなと」
若者の手を借りながら来シーズンへの準備を進めるたらい舟。乗船体験は来年の3月ごろ再開される予定です。