12月2日午後、函館市の中心部で激しい火災があり、現在も燃え続けています。周辺の見通しが悪くなるほど激しい煙が吹き出しています。

 「函館市電の五稜郭公園前駅からお伝えします。出火から約3時間が経過していますが、現在も消防による懸命な消火活動が続いています。午後5時30分ごろには火の勢いは収まり、私がいる五稜郭公園前駅まで煙が到達することも少なくなりました」(阿部空知記者)

 火事があったのは五稜郭公園からすぐ近くの函館市本町6番付近の事務所です。

 2日午後2時50分ごろ、「事務所から出火した」と通報がありました。

 火が出たのは事務所などが入る古い2階建ての雑居ビルで、警察によりますと、建物裏側の1階トイレ付近から出火したとみられ、激しい煙を吹き出しながら燃え続けています。

 現在、消防車18台が出動して消火活動を続けていますが、勢いは収まっておらず、建物の2階部分が崩落したということです。

 建物内にいた従業員はすでに避難して無事だということです。

 最新の情報によりますと隣接するビルにも延焼しているとみられていて、鎮圧の見込みはまだ立っていません。

 警察が付近の住民に避難を呼びかけています。

 この火事の影響で、「シエスタハコダテ」と「丸井今井函館店」は臨時閉館となりました。

 さらに函館市電も全線で一時的に運転を見合わせるなど、市民生活にも影響が出ています。

北海道文化放送
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