相次ぐクマの出没を受け、警察庁の楠芳伸長官は12月2日に岩手県内を視察し対応に当たる警察官を激励しました。
楠長官は「使命感と気概を持って任務に当たってほしい」と訓示しました。

2日は警察庁の楠芳伸長官が県警本部を訪れ、増田武志本部長を含む警察官約90人に訓示を行いました。

警察庁 楠芳伸長官
「地域住民の安全を確保するという使命感と気概、総合力を発揮して活動している自負を持って任務に当たってほしい」

県内では2025年度クマの人身被害が相次ぎ5人が亡くなっていて、11月13日からはライフル銃でのクマの駆除を担うプロジェクトチームが対応に当たっています。

その後、楠長官は実際にクマが出没した原敬記念館の敷地内を視察しました。
原敬記念館では10月20日にクマ1頭が出没し、市に捕獲されるまで約4時間にわたり居座り続けました。

楠長官は対応に当たった警察官から当時の状況を聞き危機感を強めていました。

警察庁 楠芳伸長官 
「地域住民は昼夜を問わず生活を脅かされ不安な日々を送ることを余儀なくされている。引き続き自治体と連携し安全確保を最優先とした取り組みを推進する」

楠長官はこのほか滝沢市の県警の機動隊の施設も視察したということです。

岩手めんこいテレビ
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