「おもちゃ」のはずが、じつは本物の拳銃と同じ殺傷能力が…。
宮城県警などは2日、こうした“拳銃24丁”を中国から密輸したとして、中国国籍の46歳の男を拳銃営利目的輸入の疑いで逮捕した。拳銃はすべて押収されている。

男は住居・職業ともに不詳。警察によると、男は複数の人物と共謀し、今年5月から10月にかけて、航空貨物にプラスチック製の上下二連式拳銃を隠して日本へ輸入した疑いが持たれている。
捜査への影響を理由に、警察は男の認否を明らかにしていない。

押収された拳銃は中国で製造され、インターネット上では「おもちゃ」として販売されていた。本体はプラスチック製であるにもかかわらず、実弾を発射できる構造で、銃刀法上の「拳銃」と同等の殺傷能力が確認されたという。

警察庁は現在、全国のゲームセンターのクレーンゲーム景品として流通した類似品についても回収を進めている。
今回押収された拳銃は、それらとは別の商品とされているが、警察は男が他にも同様の商品を密輸していた可能性もあるとみて捜査している。

仙台放送
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