仙台市地下鉄東西線で、12月2日、朝のラッシュ時に大規模な地震が発生したことを想定した防災訓練が行われました。

朝の通勤・通学ラッシュで混雑する車内に自動音声が流れます。

「緊急地震速報を受信したため、つり革や手すりにおつかまりのままお待ちください」

車掌
「お客さまにお知らせします。ただ今強い地震が発生し緊急停車しました」

緊急地震速報を受けて列車は緊急停止。その後、送電が止まって車内の電気が消えます。急停止した車内で転びけがをする乗客もいます。

2日の訓練は、平日の午前8時すぎ、最大震度7の地震が発生し、地下鉄東西線の荒井行きの列車が薬師堂・連坊駅間で緊急停止したという想定で、およそ100人が参加して対応を確認しました。

乗客は運転士や車掌の誘導で線路に降り、薬師堂駅へ歩いて避難。けが人や歩けない人を救助する手順も確認しました。

朝のラッシュ時を想定した訓練は今回が初めてだということです。

仙台市交通局安全推進課 斉藤豪課長
「乗車客が多い時にどのくらいの時間がかかるのか、運転士の声が聞こえるのか、というところは、今回の訓練でよく見えてきたのかなと思っております」

仙台放送
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