穏やかな天気から一転、3日は冬型の気圧配置に変わり、福井県内は夕方から雪になる見込みです。今シーズン最強の寒気が南下するため、平地でも雪が積もる可能性があります。村田光広気象予報士の解説です。

日本海にあった低気圧はオホーツク海へ進み、日本の南の海上にあった前線上に低気圧が発生して東の海上へ進みます。これにより3日は冬型の気圧配置へと変わっていきます。
 
特に注目すべきは、上空約1500m付近に南下してくる寒気。このマイナス6度の寒気が3日夜から4日朝にかけて日本列島を覆うように南下してきます。マイナス6度は平地でも雪を降らせる寒気です。

3日は朝は曇り空から始まり、日中は雨に。しかし夕方には雪へと変わる見込みで、夜になると平地でも雪に変わります。
 
3日朝から夕方にかけて予想される雪の量は、奥越で5センチ、嶺北南部の山地で3センチ。嶺北南部とは鯖江市、越前市、池田町、南越前町です。
  
なお、3日夜から4日朝にかけてはさらに雪が増える見込みで、平地でも積雪に注意が必要です。

雪だけでなく、強風と高波にも警戒が必要です。3日から4日にかけて予想される波の高さは、嶺北・嶺南ともに5メートル。さらに高くなり、警報級の高波となる可能性もあるため、海上では十分な注意が必要です。
  
3日の予想最大風速は陸上で12m/s、海上では18m/sに達する見込みで、瞬間的には20m/s前後の風が吹く恐れがあり、風に向かって歩けない、傘が差せないといった強風が吹く恐れもありますので十分注意してください。
  
強風により交通機関への影響も考えられるため、最新の交通情報にも注意が必要です。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。