12月2日、宮城県大郷町の12月定例会が開会し、石川町長と支援者の公職選挙法違反で刑事告発されたことをめぐり、町議からは追及の声が上がりました。

告発状によりますと、石川町長の後援会の男性は、町長選期間中の8月30日午前7時40分ごろからおよそ20分間、候補者のタスキを着用して選挙活動をし、男性と石川町長が公職選挙法違反にあたるとしています。

県警は告発状を受理し、捜査を進めています。

2日開会した12月定例会では、一部の町議から、石川町長に対し、経緯について説明を求める声が上がりました。

大郷町 赤間則幸 町議
「午前8時には選挙カースタートしますよね。そういうなかで20分前に候補者がいなくて、タスキ着用していたのを知らなかったはおかしいんじゃないか」

石川良彦 町長
「私はいつも8時40分から45分ごろに家を出ていますので。私の分からないところでやっていたと、先ほどお話した通りでありますので、全然、私は関係ない話でありますので分かりません」

石川町長は、自身の関与を否定した上で、警察が捜査中であることを理由に、具体的な説明を避けました。

石川良彦 町長
「ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫びを申し上げさせていただきます」

また、石川町長の当選後、事業者が撤退することで合意していたサッカー場12面などをするスポーツパーク構想については、現在集計中の地権者からのアンケートも参考に、今後の方針を決めると説明しました。

仙台放送
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