全国各地でクマの被害が相次ぎ、警察官がライフル銃で駆除する運用が始まる中、警察庁長官が2日、岩手県のクマ出没現場を視察しました。
2025年度、クマによる死者は全国で13人に上り過去最多で、11月から岩手県と秋田県では警察官がライフル銃でクマを駆除する運用が始まっています。
こうした中、警察庁の楠芳伸長官は2日、2025年10月にクマが出没した盛岡市の原敬記念館を視察しました。
警察庁・楠芳伸長官:
(クマ出没現場を)自らの目で確認し、地域住民の皆さまの安心安全を脅かす深刻な事態になっていることを改めて認識した。
これに先立ち、楠長官は岩手県警本部でクマの駆除にあたる警察官らを前に、「地域住民の不安に寄り添いながら、安全確保を最優先に対応していく必要がある」と訓示を述べました。