愛媛県の東予東部に首都圏やインバウンドの観光客を呼び込もうと、新居浜市と西条市の歴史ある寺や酒蔵を巡る体験ツアーが２日までの２日間開かれました。
県観光物産協会のスタッフ：
「こんにちは、お待ちしておりました」
この体験ツアーは愛媛県観光物産協会が２日間の日程で開催。東京の3つの旅行会社に勤める４人が招かれました。
まず訪れたのは６４０年の歴史をもつ新居浜市の慈眼寺。紅葉が映える名所の日本庭園を巡りました。
旅行会社の女性：
「すごいきれいですね、日本という感じがして」
寺では四国中央市の伝統工芸「水引」のアクセサリーづくりを体験。愛らしい作品を完成させていました。
また庭園を眺めながら室内で味わったのは、愛媛の食材を使ったフレンチのフルコース。この空間には新居浜市出身の篠笛奏者・阿部一成さんの演奏が優雅なひと時に深みを加えました。
このあと一行は新居浜市の酒蔵・近藤酒造へ。八幡浜市の「真穴みかん」の実や花などを蒸留したオリジナルのクラフトジン「ＰＡＣＨＩ ＰＡＣＨＩ」を試飲したり、蒸留技術を利用して香料づくりを体験したりしました。
旅行会社の社員：
「今の段階ではそんなにたくさんあるわけではないので少し弱い感じはします。でもそれはどんな風に提案するかなので、そこの良さがアピールできるものがあればいいんだろうと思います」
旅行会社の社員：
「ゴールデンルートと言われる大都市に目が行きがちになってしまうのですが、もっと違う都市にも日本の伝統文化であったりとかが眠っている。改めて私たちが体験することによって、日本の違う魅力を側面から伝えて行けたら」
県観光物産協会は、インバウンドも見据えながら東予東部の観光客の増加に結び付けたいとしています。
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