2日、雲仙・普賢岳の噴火活動でできた「平成新山」の登山ルートの一般開放を検討する会合が島原市で開かれました。
島原市役所で2日に行われた小委員会には、島原半島3市の担当者や研究者など、約20人が出席しました。
平成新山は約1億立方メートルの溶岩が固まってできたもので、崩落のおそれがあるとして、火口周辺などは「警戒区域」に指定され、一般の立ち入りは制限されています。
2日の会合では、11月17日の現地視察を踏まえ、登山道の一般開放は教育的なニーズがあるものの崩落時にどう避難するかなど、リスクがあるとの意見が出ました。
島原市 古川隆三郎 市長
「自然災害が起きたところで噴出した溶岩がどのような過程で山になっていくのか。まさに自然教育の生きたシンボル」「警戒区域設定下での条件付き登山の可能性を模索することが望ましい」
次回は2026年2月に行われ、これまでの話し合いの内容を意見書にまとめ、県に提案する方針です。