密輸などの水際対策を強化する長崎税関の年末特別警戒が2日に始まり、長崎市で出動式がありました。
長崎税関 酒井健太郎 税関長
「年末は物流が増大し、それに便乗した密輸の増加が懸念されることから水際取り締まりをさらに強化する」
長崎税関は、2日から12月11日までの間を年末特別警戒として、海上を含め職員を目立つ場所に配置し「見える取り締まり」でパトロールを強化します。
特に長崎港に入るクルーズ船は今年200隻となる見込みで、新型コロナ感染拡大前の水準に戻っていることから、海外との旅客の往来に伴う密輸などにも目を光らせています。
酒井健太郎 税関長
「(海外には)大麻を合法化している地域がある。安易に薬物を手を出して持ち込むことがないように、偽物に関しては個人輸入も処罰の対象になったので、そこは注意していただきたい」
2日は、麻薬探知犬のデモンストレーションも行われました。
密輸の手口は年々巧妙化していて、長崎税関は、今年の上半期だけで不正薬物の密輸で6件、金の密輸で2件を摘発しています。