記録的な豪雨に見舞われ、各地で洪水被害が相次いでいる東南アジア。
インドネシア西部のスマトラ島では、先週から続く豪雨で洪水や土砂崩れが相次ぎ、国家災害対策庁によると、これまでに659人が死亡、475人が行方不明となっています。
またタイ南部では、“300年に一度”とされる大規模な洪水で、これまでに178人が死亡し、被災者数は約400万人に及んでいます。
被災地への緊急援助を決定した日本は2日、JICA(国際協力機構)を通じてテントや毛布などの支援物資を提供しました。
豪雨による被害は南アジアのスリランカにも拡大。
洪水によって一面が水に浸かった街では、人々が腰の上まで水に浸かりながら救助を待っていました。
橋が崩落した川。近くには野生のゾウも確認できます。
保護された赤ちゃんゾウにはミルクが与えられていました。
スリランカではこれまでに410人が死亡していて、政府は国家非常事態を宣言し、国際社会に支援を求めています。