島原鉄道は、2026年4月からの鉄道と路線バスの運賃値上げを、1日付けで九州運輸局に申請しました。
島原鉄道と島鉄バスの初乗り運賃は現在150円ですが、2026年4月から共に30円値上げして180円にしたい考えです。
値上げの理由について、少子高齢化や人口減少などで利用者が減っていること、燃料費や原材料費の高騰などを挙げています。
島原鉄道は運転士の確保に向けた処遇改善や安全対策の強化、老朽化している車両や設備の維持更新などに大幅な費用の増加が見込まれ、「将来にわたり生活交通を維持するためには運賃の見直しが避けられない」としています。
利用客(80代)
「(バスに客が)1人しか乗らないもんだから、これで運転手さんの給料はあるんだろうかとすごく心配している」
高校生
「高いけど仕方ないのかなと思って」
九州運輸局の認可がおりれば、鉄道は2006年4月以来20年ぶり、バスは1997年12月以来、28年4カ月ぶりの運賃改定です。(※消費税の上乗せ除く)