JR東海は2日、東海道新幹線の車内防犯カメラ映像を活用した利便性・快適性向上のための検証を実施すると発表しました。
検証では、車内防犯カメラで撮影した顔を含む全身画像から、乗客の服装・所持品等の情報を抽出できるかや、AIを用いた年代、性別、利用目的(ビジネス・観光・訪日外国人等)などのマーケティングに活用するデータの推定が可能かを検証します。
■撮影期間は2026年1月10日から16日の1週間
撮影期間は2026年1月10日から16日までの1週間で、東京駅〜新大阪駅間を走行するN700S系車両の1号車・6号車・8号車の客室内防犯カメラを使用します。
これらの車両や号車を避けて利用すれば、検証に使用されることはないとしています。
データはJR東海のプライバシーポリシーおよび委託契約に則って厳正に管理され、検証終了後に速やかに削除されるということです。
また作成される推定データには、特定の個人を識別可能な情報は含まれないということです。
■ニーズに応じた輸送計画の策定や商品の開発につなげたい
JR東海は検証を通じて、乗客のニーズに応じた輸送計画の策定や商品の開発につなげたいとしています。