岡山県内で特殊詐欺が急増していることを受け、詐欺撲滅に役立ててほしいと生命保険会社から岡山県警に啓発グッズが贈られました。
贈呈式では富国生命保険岡山支社からＳＮＳを悪用した投資・ロマンス詐欺や、国際電話からの詐欺に注意を呼びかけるチラシ２万３０００枚とティッシュ１万２０００個が贈られました。
警察によりますと岡山県内では２０２５年１０月末までにＳＮＳを悪用した投資・ロマンス詐欺が１５５件発生し、被害総額は約１４億２３５０万円に上っています。１件当たりの被害額が大きく、被害者の年齢層が２０代から８０代と幅広いのが特徴ということです。
（富国生命保険岡山支社 岡崎暁人支社長）
「特殊詐欺をいかに防止していくのかというのが昨今の金融に関わる私たちの課題と捉えて、少しでもお役に立てれば。岡山では５回目の寄贈」
（岡山県警生活安全企画課 小川俊幸課長補佐）
「一番大切なのは、どのようにして犯人との接触の機会を防いでいくか。県民に強く広報していきたい」
啓発グッズは県内の警察署へ送られ、啓発活動で配布されるということです。
