2日午後1時過ぎ、石川・輪島市で撮影されたのは、激しく音を立てながら地面に打ち付ける大粒の雨。
カメラが右の方を向くと、椅子や地面が白く染まっているのが確認できます。
この原因は「ひょう」とみられる氷の粒で、車のフロントガラスにわずか数十秒ほどで積もっていくのが分かります。
2日の午後は低気圧の影響で大気の状態が不安定となりましたが、午前中は東日本や西日本で平年より気温が高く暖かい陽気となりました。
元気良くバスに乗り込む子供たち。
先生から星などの形をした色とりどりの装飾が配られます。
子供たちがバスの窓に飾りつけをしていたのはクリスマスの装飾。
島根・松江市内の観光スポットを巡るバスに園児11人がデコレーション。
25日のクリスマス当日までデコレーションバスとして運行します。
一方、日本有数の温泉地として知られる愛媛・松山市の道後温泉では、ひと足先に新年を迎える準備が行われていました。
2日は恒例の「大掃除」の日。
毎年1年に一度だけ温泉を休館して隅々まで掃除を行います。
自慢の浴槽をのぞくとお湯はなく空っぽ。
ふきんを持った人たちが浴室の壁を拭いてきれいにしていました。
大掃除には地域のボランティアなど約70人が参加。
見学に訪れた人も加わり、ささぼうきを使ったすす払いを体験しました。
松山市 道後温泉事務所・白川剛士主幹:
1年のホコリを落としまして、キレイになった道後温泉に引き続き多くのお客さまにお越しいただきたい。
さらに福岡・太宰府市にある太宰府天満宮でもすす払いが行われました。
7人の神職が長さ約4メートルのささ竹を使い、天井などにたまったほこりを丁寧に払い落としていました。
太宰府天満宮・平川陽一朗さん:
皆さまがすがすがしく正月を迎えられてご参拝いただけるよう、真心を込めてご奉仕をさせていただいた。
2日の最高気温が18度と11月上旬並みの暖かさだった東京都心。
明治神宮外苑のイチョウ並木では、上着を手で持つ人の姿がありました。
訪れた人は「出る時はちょうどよかったけど、歩いてきたので暑かった」「暖かいですね。ちょっと厚着しすぎたかな。結構しっかり着て来ちゃって暑いです」と話しました。
そのイチョウ並木のすぐ近くではクリスマスマーケットが開かれていました。
会場内にはドイツの伝統料理やクリスマス雑貨の屋台などがずらりと並び、訪れた人はサクサクのホットパイやホットドリンクに舌鼓。
それでも2日は、「本当にホットワインとか飲むとか思ってたけど、暑かったのでビールにしました」「アイスがあったら飲みたかったです。ホットかわいかったから」などの声が聞かれました。
新宿の大久保公園で2日から始まったのは、東京で最大級のカレーフェス「東京カレー万博」です。
「カレー万博」には、カレー百名店や食べログ3.5点超えの実力店が出店。
カレーの食べ比べがしやすいように、ライス400円にカレールーのハーフが600円となっていて、来場者が好みのあいがけカレーを自由に組み合わせることができるようになっています。
本格的な雪のシーズンを前に、福井市の公園では木を雪の重さから守る雪つり作業の様子が見られました。
3日からは今シーズン最強寒波が流れ込み、北日本から西日本の日本海側を中心にまとまった雪が降る恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけています。
また、関東北部でも大雪となる恐れもあり、3日から4日に予想される24時間降雪量は、多いところで関東地方北部では50cm、甲信地方は40cm、警報級の大雪に注意が必要です。