岐阜県の町営温泉「池田温泉」が、閉鎖中の飲食店などの再開に向け動き出しました。
池田町に本社を置く「たち川」は、町から委託を受けて池田温泉新館の旅館や飲食店などを運営していましたが、今年7月に突然営業を停止し、10月には岐阜地裁から破産開始の決定を受けました。
池田町によりますと、たち川側から年内にも施設の使用中止を届け出る意志が示されたため、来年1月以降で町が飲食店などのスペースを使用することができるということです。
そのため、池田温泉は新館の改修に向けたフロアレイアウト案の募集を今月1日から始め、日比良幸総支配人は「来場者が癒される空間ができると良い。自由な発想でアイデアを寄せてほしい」と話しています。
池田温泉は2018年度から赤字が続き、経営再建のプロジェクトチームも立ち上げていて、今回のレイアウト変更が黒字化に貢献すると判断したということです。