アフリカ豚熱の発生が確認されたスペインからの豚肉の輸入が停止している問題で、鈴木農水相は、一定程度影響があるとの認識を示しました。
スペインで豚の伝染病「ASF(アフリカ豚熱)」の発生が確認されたことを受け、農水省は11月28日、スペインからの豚肉や加工品の輸入を一時停止しました。
鈴木憲和農水相:
国内供給量の約1割を占めております。輸入をしないということになりますと、豚肉需給に一定程度の影響は当然あるものだというふうに考えております。
スペインからの豚肉の輸入量は、2024年度は約16万9000トンと国別で3番目に多く、ベーコンやハム、ソーセージなどに加工されていて、鈴木農水相は影響を注視する姿勢を示しました。
業界関係者からは、「年末にかけて需要が増える時期なので心配だ」、「他国産とは品質に違いがあり、すぐ切り替えられるかはわからない」などの声が上がっています。