韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が「政教分離に反した宗教団体」に対する解散命令請求を検討するよう指示しました。旧統一教会を念頭にしたものとみられます。
韓国・李在明大統領:
政教分離の原則を破り、宗教団体自体が組織的かつ体系的に政治介入した事例がある。非常に深刻な状況だ。
李在明大統領は2日の閣議で、政教分離に反する宗教団体があり、放置すれば憲法秩序が破壊されると指摘した上で、そうした団体への解散命令請求を検討するよう当局に指示しました。
韓国メディアは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権との癒着があったとされる韓国の旧統一教会=世界平和統一家庭連合を念頭にした発言だと伝えています。
旧統一教会を巡っては、尹前政権側に金品を渡し教団の支援を要請したとして、請託禁止法違反などの罪に問われた韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の公判が1日から始まり、韓総裁側は起訴内容を全面的に否認しています。