川に関する活動をしている九州の市民グループが取り組みを発表する会が福岡県で開かれ、県内からも4団体が参加しました。
2025年で24回目となる、九州「川」のワークショップは、中流の中州に建つ「遠賀川 水辺館」で開かれ、46団体が集まりました。
長崎県内からは4つの市民グループが参加し、このうち長崎大水害の慰霊と教訓を伝える「7・23竹灯りのつどい実行委員会」は初めての発表です。
7・23竹灯りのつどい実行委員会 森尾宣紀 実行委員長
「様々な要因で長崎大水害は起きた。43年前に」「経験した人は70代、80代がほとんど」
翌日には遠賀川の水辺でも、思いを伝えました。
国土交通省 九州地方整備局 大野良徳 河川部長
「災害って時間が経つとかなり皆さん忘れてくるので、それをしっかり今の人たちに分かってもらう、伝える。本当に大事な取り組みだと思うんで」
九州の川に関して活動するグループは毎年、各県持ち回りで交流をして、横の連携を深めています。
金沢大学 学生
「九州の皆さんの活動や、この大会自体もパワフルで、全国のワークショップいっぱい回っているんですけど、これだけ元気をもらう大会は初めて」
遠賀川の中流域は、治水と同時に、市民と話し合いを重ねて環境に配慮し、利用しやすい水辺空間が形成されています。
ワークショップの参加者は、緩やかな傾斜の水辺を散策しながら、それぞれの地域の川作りについて思いをめぐらせていました。