広島県産牛肉のブランド価値を高めようと県内で生産された和牛の品質を競う審査会が広島市で開かれました。
広島市西区の中央卸売市場で開かれた審査会には、県内で生産された黒毛和牛23頭が出品され、このうち19頭が肉質最高ランクの「A5」に格付けされるなど、レベルの高い審査会となりました。
今年は物価高騰によって国内消費が減ったほか、中国からの渡航自粛でインバウンド需要の落ち込みが見込まれるなど、生産者にとって厳しい状況が続いています。
【県畜産課・小川寛大課長】
「価格は高いが生産者が一生懸命作ったお肉をハレの日に少しでも多くの人に味わってもらいたい。それが生産者への励みになると思う」
きょうの審査会ではサシのきめ細かさや上質な肉質が高く評価された広島市安佐北区白木町の井上和之さんが最優秀賞を獲得しました。