情報漏えいの問題をめぐって兵庫県・斎藤元彦知事が「情報が適切に管理されなかった責任をとる」と明記する修正を加えたうえで、知事の給与を減額する条例案が県議会に再提出されました。

斎藤知事の疑惑を告発した元幹部の私的情報が漏えいした問題を受け、知事の給与カット幅を3ヵ月間、従来の3割から5割に増やす条例案がこれまで提出されていましたが、継続審議が続いています。

きょう=2日、再提出された修正案は県議会最大会派・自民党の要求を飲む形で新たに「情報が適切に管理されなかったことに対する責任」と明記されていて、半年がかりの懸案が前に進むと思われました。

しかし、斎藤知事の口からは―

【斎藤知事】「内容については変わっていませんが『技術的な修正』をさせていただいた」

斎藤知事は「内容は変わらない」と5回にわたって強調し、この発言に接した議員の1人は「この発言はみんな怒るのではないか」と話しました。

また、一部の会派は、情報漏えいに知事の指示があったと明らかになった場合「別の形で責任を取るべき」とする付帯決議をほかの会派に呼びかける方針です。

関西テレビ
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